ネットサーフィンって本当に無駄な時間だよなーと思いつつ、検索ロジックの性能UPにより自分の興味のあるようなリンクがどんどん出てきて、ついつい見てしまって時間が過ぎてしまう…という事を辞めるべく、図書館に。
読むのに没頭しそうなイヤミス（読んだ後に「嫌な気分」になる小説のこと。宮部みゆきさんとかが代表）を読みたかったのですが、STAY HOMEのせいか読みたい本が全くなくて、タイトルで借りた本「ときどき旅に出るカフェ」。
これがものすごい良かった！！私のように旅行が好きでカフェ好きにはたまらない1冊でした。
30代の主人公が自宅近所で小さなカフェを見つけた。それは過去に同じ会社で働いていた後輩のお店だった。後輩が会社を辞めてカフェをやりたいと行ったときに、主人公の女性は反対をしたのだけど、いつのまにかその居心地の良さに、そのカフェにはまっていく…
そのカフェでは海外の珍しいスイーツなどのメニューを提供しているのだけど、それはカフェを経営している元・後輩が実際に旅して食べたメニュー。
そしてカフェで起きる事件（例えばカフェを経営している元後輩の過去とか。）がいい感じにアクセントになっていてあっという間に読んしまいました。
カフェメニューの描写を読んでいると、
「あー！確かにあの国に合ったよね！」とか「私も食べてみたい」とか思ってしまう。主人公が「カフェのものを食べるたびに行きたい場所が増える」と言っているのだけど、読んだ私もまさにそうでした。
旅とカフェが好きな人に読んでほしい1冊です！
